こんにちは!いっくんです!
よく「子どもの姿勢が悪くて心配」という声や、「集中力が続かずスポーツや勉強で苦労している」等という親御様の悩みを耳にします。
結論として、体幹の強さが姿勢良さや集中力が持続に影響しています。
私も子ども達に指導をしている際に「集中力が長く続く子ども」と「集中力がすぐに切れてしまう子」や「怪我のしにくい子ども」と「怪我のしやすい子ども」の違いや特徴とはなんだろうと考えていました。
そこで、体幹の強さが子ども達の集中力や姿勢、運動能力に影響を与えていることがひとつ分かりました。
勿論、子どもによって「性格」や「気質」も違うため必ずしも万人に当てはまるといったものではございません。
しかし、子ども達の今後の健やかな成長や、より良い未来を創るためにも日ごろの良い姿勢や高い集中力、怪我や病気といったものから守るための身体作りが必要なのは間違いありません。
そこで今回は、子ども達にとっての「体幹の重要性」と「鍛えるときに気をつけるポイント」について、わかりやすく解説します!
目次
1. 子どもにとっての体幹の重要性とは?
成長期の子どもたちにとって、体幹を鍛えることはとても重要です。
体幹とは「身体の中心部分である胴体を支える筋肉(インナーマッスル)」のことで、私たちの日ごろの姿勢や身体の動きを安定させるのに重要な役割を果たしています。
主な役割については下記のとおりです。
①正しい姿勢を保つ
体幹が強いと、背筋を伸ばした良い姿勢を保つことができます。また、姿勢が良いと呼吸もしやすくなり、脳に酸素の供給が十分に行き届くため集中力もアップしやすくなります。逆に体幹が弱いと猫背になりやすく、身体に負担がかかり怪我がしやすかったり、集中力が持続しにくくなります。
②運動能力の向上
運動には、走ったり跳んだり様々な動きが必要になりますが、その時に体幹の力が必要です。例えば、サッカーでボールを蹴るときや、バスケットボールでシュートをするとき、体幹が安定していると動作に必要なフォームや動きがスムーズになります。
③バランス感覚が良くなる
体幹は、身体のバランスを保つのにも重要な役割を持っています。例えば、日常生活やスポーツを問わず、体幹が強いと転びにくくなり、ケガの予防にもつながります。その他にも、自転車なども上手に乗ることができます。
④ 疲れにくい体になる
体幹が強いと、身体を無駄に動かさずに効率よく動けるようになります。同時に姿勢が良くなり酸素の供給が増える事で疲労の回復が早まります。スポーツは勿論ですが日常の生活でも疲れにくくなります。
2. 体幹が強いことによるメリット
体幹が強いと以下のようなメリットが期待できます。
①運動が得意になる
体幹が強いと身体を安定させやすくなり、走る、跳ぶ、ボールを投げるといった基本動作がスムーズに習得しやすくなります。その結果、運動全般に自信を持てるようになります。
②姿勢が良くなり、自信を持てる。
体幹を鍛えることで、自然と背筋が伸びた正しい姿勢を維持できるようになります。見た目が良くなるだけでなく、呼吸が深くなり、落ち着いた印象を与えることができます。これが自信へとつながります。
③学校や家での勉強に集中しやすくなる。
体幹が安定していると、椅子に長時間座っていても疲れにくくなります。また呼吸が深くなる為、脳へと酸素の供給がしっかりといきやすくなります。そのため、勉強中も姿勢を崩さずに集中力を保ちやすくなります。
④スポーツや遊びの中でケガをしにくくなる。
体幹が強いと、転びそうになったときにバランスを取りやすくなります。また、急な動きにも対応ができるため、スポーツ中のケガを予防する効果があります。あとは正しい姿勢を維持することができると、スポーツを行う上で起こりやすい怪我も引き起こしにくくなります。(スポーツ傷害など)
これらのメリットは、子どものうちにからだの基礎として固めておくことが重要です。
3. 体幹が弱いことによるデメリット
体幹が弱いと、次のような影響が出ることがあります:
①集中力が続かない。
体幹が弱いと、身体を正しい姿勢で支えるのが大変になります。そのため、勉強中や授業中にすぐ疲れてしまい、集中力を欠くことがあります。例えば、椅子に深く腰を掛けて寝転ぶように座ってしまう、頬杖をついて授業をうけてしまう、などです。
②運動のパフォーマンスが下がる。
体幹が弱いと、走る、跳ぶ、投げるといった動作がスムーズに行えず、思ったように動きに力を伝えられないことが増えます。これにより、運動のパフォーマンスが下がるだけでなく苦手意識が生まれることもあります。
③ケガをしやすくなる。
体幹が弱いと、バランスを崩しやすくなり、転びやすくなるほか、スポーツ中に身体を支えきれずに捻挫や筋肉の痛みを引き起こすリスクが高まります。また、姿勢を崩したままスポーツを続けてしまうと、テニス肘や野球肘といった慢性的な障害を負ってしまう可能性が高くなります。(スポーツ傷害)
④疲れやすくなる。
体幹が弱いと、日常の動作や軽い運動でもエネルギーを多く消耗し、疲労感を感じやすくなります。そのまま体力の低下や運動不足へと繋がってしまう恐れもあります。
これらのデメリットを防ぐためにも、適切に体幹を鍛えることが大切です。
3. 体幹トレーニングの注意点
体幹を鍛えることは良いことですが、やり方を間違えると体に負担をかけることがあります。次に、体幹トレーニングの注意点を見ていきましょう。
①成長期の体に過度な負荷をかけない
子どもの体は成長途中なので、無理なトレーニングは避けましょう。例えば、重いおもりを使ったり、長時間同じ運動を繰り返したりすることはおすすめできません。適度な運動量と目的に合わせてバランスよくトレーニングを行うように心がけましょう。
②正しいフォームを守る
体幹トレーニングでは、正しい姿勢で行うことが大変重要です。例えば、プランクをするときに腰を反らせすぎると、腰を痛めてしまう原因になったりします。身体を強くするためのトレーニングで怪我をしてしまっては本末転倒です。正しいフォームを守りながらトレーニングをしていきましょう!
③ 他の運動とのバランスを取る
体幹ばかりを鍛えるのではなく、全身をバランスよく動かすことが重要です。走ったり、ジャンプしたり、複雑な動きを取り入れたりと多種多様なトレーニングが大事です!また、遊びながら体を鍛えるのも良い方法です。
④ 楽しみながら続ける
子どもも大人も同様でトレーニングが単調だと、飽きてしまうことがあります。遊びやゲーム感覚を取り入れたり、親子で一緒に行ったりすることで、楽しく続けられます。トレーニングの習慣をつけるためにも楽しみながら続けられるよう工夫が必要です!
4. まとめ
体幹を鍛えることは、子どもの健康や運動能力を高めるだけでなく、集中力や姿勢の改善にもつながり勉強といった学習面でも重要になってきます。
運動と勉強の両立のためには、からだの基礎を固めておく必要があります。
ただし、無理なトレーニングや間違った方法で行うと、体に負担をかけることがあるため、楽しみながら適切に行うことが大切です。
是非、私たちのオンラインスクールで楽しく一生懸命に身体を鍛えていきませんか?
ご家庭でも親子で一緒に体幹トレーニングを行い、健康で元気な体を作りましょう!
一緒に頑張っていきましょう!