【技解説】前向き側転のコツを解説

マット

こんにちは!体操の先生をしてます「いっくん」です!

前向き側転が出来るようになりたいけど、やり方やコツが分からない…」そんな悩みはありませんか?

実は、多くの人が感覚だけで練習をしてしまい、なかなか上達できずにいます。
でも、適切な「ポイント」「練習方法」を押さえれば、前向き側転を効率よく、安全に習得することができます!

私は、これまでの8年間、ただなんとなく練習するのではなく、「どこをどう意識すればいいのか」を具体的に指導してきました。

その結果、多くの子供たちが技を成功させ、自信をつけて「できるようになって楽しい!」と喜んでくれていました!

この記事を読むと、以下のようなことが分かります!

この記事で分かること
  • 前向き側転の練習方法
  • 前向き側転の習得に必要なポイント
  • 前向き側転で気を付けるべき危険な動き

また、私の技解説ブログでは、以下のようなコンセプトで記事を発信しています。

コンセプト
  • 体操の技を習得できる
  • できる技が増え、自信につながる
  • 身体の使い方が上手になり、上達する楽しさを実感できる
  • 練習を通じて「諦めない心」が育つ

前向き側転を習得するためには、ただ闇雲に練習するのではなくポイントを押さえた練習が大切です。
適切な方法で、効率よく安全に練習をして技をマスターしましょう!

1.技のポイント

前向き側転を練習する際に必要なポイントを7つ、下記にまとめました。

前向き側転のポイント
  1. 足チョキと両手バンザイを真っ直ぐにする
  2. 手と頭を真っ直ぐに下ろす
  3. 足を真っ直ぐ振り上げる
  4. 身体と足を伸ばす
  5. 足を大きく開く
  6. 足の振り上げと振り下ろしを強くする
  7. 身体を早く起こす

以上のポイントを意識して前向き側転を練習をしていきましょう!

2.各ポイントを意識する理由

各ポイントを意識する理由を解説します。

① 足チョキと両手バンザイを真っ直ぐする

足チョキと両手バンザイを真っ直ぐする事により、この後に実施する手の振り下ろしや足の振り上げが、真っ直ぐ行いやすくなります。

最初の姿勢から、側転が綺麗に行えるかどうか決まってきますので、丁寧に練習して下さい。

② 手と頭を真っ直ぐ下ろす

手と頭を真っ直ぐ下ろす事により、縦に真っ直ぐな側転をが行いやすくなります。

③で解説する「足の振り上げ」とセットで意識して下さい。

③ 足を真っ直ぐ振り上げる

足を真っ直ぐ振り上げる事により、縦回転の勢いが強まり、側転が真っ直ぐ実施しやすくなります。

②で解説した「手と頭を真っ直ぐ下ろす」事とセットで行って下さい。

④ 身体と足を伸ばす

身体と足を真っ直ぐ伸ばす事で、綺麗な側転になります。

倒立(逆立ち)と似ており、背伸びをするイメージで側転を実施してみて下さい。

⑤ 足を大きく開く

足を大きく開く事で、着地が行いやすくなります。

足を振り上げた後に、めいいっぱい足を開いて下さい。

また、足を開く事で回転力が着くため、側転の勢いが強まります。

⑥足の振り上げと振り下ろしを強くする

足の振り上げを強くする事により、回転力がつき体を伸ばしやすくなります。

よって、側転の成功率が高くなります。

また、足の振り下ろしを強く行いやすくなる事で、着地が行いやすくもなります。

⑦体を早く起こす

身体を早く起こす事で、立ちの姿勢に素早くなれる為、フラフラする事が少なくなります。

⑥の「足の振り下ろし」と同時に身体を起こす事を意識して行うことで、着地の姿勢が作りやすくなります。

以上が、前向き側転を実施する為のポイントの解説になります。

3.怪我について

前向き側転を実施する際に起こる可能性がある怪我についてまとめます。

※まとめに記載されていない怪我が起こる可能性もあります。

前向き側転のポイント
  1. 首や背中を痛めてしまう
  2. 足首を捻ってしまう
  3. 膝を痛めてしまう
  4. お尻や腰を痛めてしまう
  5. 手首を痛めてしまう

以上が、起こる可能性のある怪我です。

4.怪我の原因

各怪我がどのようにして起こるかをまとめます。

① 首や背中を痛めてしまう原因

肘が曲がっていたり、手と手の間を見ていない状態で側転を行うことで、首から潰れてしまいます。

また、背中から倒れてしまう事があります。

② 足首を捻ってしまう

足首を捻ってしまう原因は、着地時に力が抜けている事が考えられます。

また、普通に側転をしていても、 着地時に足首を捻ってしまう事があります。

③ 膝を痛めてしまう

膝を痛めてしまう原因は、着地時に膝で着地をしてしまう事が考えられます。

④ お尻や腰を痛めてしまう

お尻や腰を痛めてしまう原因は、着地時に尻もちを着いていてしまう事が考えられます。

⑤ 手首を痛めてしまう

手首を痛めてしまう原因は、手を着く際に手首に負荷がかかる事が考えられます。

技の実施には常に怪我のリスクが潜んでいます。

どのような怪我をするのかを知っている事により、未然に防ぐ事ができる怪我があります。

事前にどのような怪我をする可能性があるのか、確認をして練習して下さい。

5.怪我の回避方法

最後に「怪我の回避方法」についてまとめます。

① 手に力を入れる

基本的な事ですが、手に力を入れて技を実施して下さい。「肘を伸ばす事」と「手と手の間を見る事」を意識すると首や背中から倒れる可能性が低くなるため、怪我のリスクが下がります。

② 足で着地を行う

足で着地することを意識して下さい。

特に一人で練習する際は、最初から足を真っすぐ上げるのではなく、斜めに足を上げても良いです。

着地を足で行うだけで、膝の怪我やお尻や腰の怪我のリスクが下がるのと継続して練習が行えます。

③ 手首・足首のストレッチを入念に行う

手首と足首は練習前と後で入念にストレッチを行ってください。

大変怪我をしやすい箇所になる為、練習前と後にケアが必要です。

怪我を回避する方法を知っている事で「継続して練習ができる」ので、必ず確認して下さい。

ただ、回避方法を知っていたとしても必ず怪我を回避出来るわけではありません。

常に怪我には気をつけて練習して下さい。

6.まとめ

前向き側転を行うためには以下のポイントを意識してください。

  1. 足チョキと両手万歳を真っ直ぐする
  2. 手と頭を真っ直ぐ下ろす
  3. 足を真っ直ぐ振り上げる
  4. 身体と足を伸ばす
  5. 足を大きく開く
  6. 足の振り上げと振り下ろしを強くする
  7. 身体を早く起こす

こちらを意識する事により、技を習得しやすくなります。
私自身も前向き側転を実施する際に意識をしています。

また、前向き側転を練習するにあたって、以下の怪我に気をつけて下さい。

  1. 首や背中を痛めてしまう
  2. 足首を捻ってしまう
  3. 膝を痛めてしまう
  4. お尻や腰を痛めてしまう
  5. 手首を痛めてしまう

いきなり、完成系を求めてしまうと怪我の可能性が高くなります。
練習を継続して、徐々に完成系へと近づけて行って下さい。

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