こんにちは!体操の先生をしてます「いっくん」です!
「空中前回りが出来るようになりたいけど、やり方やコツが分からない」等と悩んでいる方はいませんか?
実は「ポイント」や「練習方法」を抑えておくと、空中前回りを習得しやすくなります。
なぜなら、多数の方は「ポイント」や「練習方法」を抑えず、何となくで練習している方が多いからです。
私は、6年間の指導歴の中で「何となく練習をする方法」を教えるのではなく、「どこをどのように意識をするのか」を教えてきました。
その結果、多数のお子様が技が出来るようになり、自信がついたり楽しいと言ってくれるようになりました。
この記事を読むと以下の事が分かるようになります。
◉空中前回りの練習方法が分かる
◉空中前回りのポイントが分かる
◉空中前回りの危険箇所が分かる
合わせて、技解説ブログでは以下の事をコンセプトに解説記事を投稿しております。
◉体操の技を覚えられる
◉出来る事が増やせる
◉出来ることが増える事により、自信がつく
◉身体が上手に動かせる事の楽しさを学べる
◉練習をする事で諦めない気持ちを育む
結論として、「ポイント」を抑えて練習する事で、大きな回り道をせず、技を習得する事ができるようになります。
目次
1.技のポイント
空中前回りを練習する際に必要なポイントを4つ、下記にまとめました。
- 背筋を伸ばして前回りをする
- 鉄棒の真下で、上半身を前に振る
- てう坊の真下で膝を曲げ、身体を小さくする
- 鉄棒を押して脇を締める(ツバメ姿勢になる)
以上のポイントを意識して空中前回りを練習をしていきましょう!
2.各ポイントを意識する理由
各ポイントを意識する理由を解説します。
①背筋を伸ばして前回りをする



背筋を伸ばすことで、頭の位置が鉄棒に対して遠くなり、遠心力が働くようになります。背筋を伸ばす前に倒れるように体を倒して回ってください。
遠心力のおかげで、鉄棒から落ちずに回ることが出来ます。
②鉄棒の真下で、上半身を前に振る


①の背筋を伸ばして前回りをした後、鉄棒の真下で上半身を前に振ります。
イメージとしては、胸を太ももにつけるイメージです。
背中を伸ばす事と鉄棒の真下で行う事を意識して練習をしてください。
③膝を曲げ、身体を小さくする

②の鉄棒の真下で上半身を前に振る事と同時に身体を小さくしてください。
体を小さくする事で足の付け根の部分で鉄棒を引っ掛け、身体を前に振ることで上半身が持ち上がってきます。
②と③を鉄棒の下で同時に行わないといけないため、タイミングが重要になってきます!
④鉄棒を押して肘を伸ばす


身体が起き上がってきたら、鉄棒を押して肘を伸ばします。
肘を伸ばすことにより、ツバメ姿勢を作りやすくなります。
また空中前周りから空中逆上がり、グライダーなどと技を繋げやすくなりますので、最後のツバメまで意識して下さい。
以上が、空中前回りを実施する為のポイントの解説になります。
3.怪我について
空中前回りを実施する際に起こる可能性がある怪我についてまとめます。
※まとめに記載されていない怪我が起こる可能性もあります。
- お尻を痛めてしまう
- 歯やあごを鉄棒にぶつけてしまう
- 胸を強打してしまう
- お腹の皮などが鉄棒に巻き付いてしまう
以上が、起こる可能性のある怪我です。
4.怪我の原因
各怪我がどのようにして起こるかをまとめます。
① 体を伸ばした前回りが原因
身体が伸びた状態で前回りをする事が原因で、回転が早くなり鉄棒から落下してしまう事が考えられます。
② 早く回ろうとし過ぎていることが原因
早く回ろうと焦って体を小さくする事が原因で、顔や胸を鉄棒にぶつけてしまう事が考えられます。
歯が折れてしまったり、顎をぶつけてしまう可能性があります。
また胸をぶつけてしまう可能性もあります。
③ 服やズボンが緩い事が原因
服やズボンが緩いことが原因で、お腹の皮などが引っ張られて鉄棒に巻き付いてしまう可能性があります。
実施の際は、服をズボンに入れたりサイズのあったものを着用するようにしてください。
技の実施には常に怪我のリスクが潜んでいます。
どのような怪我をするのかを知っている事により、未然に防ぐ事ができる怪我があります。
事前にどのような怪我をする可能性があるのか、確認をして練習して下さい。
5.怪我の回避方法
最後に「怪我の回避方法」についてまとめます。
① 鉄棒を離さない
鉄棒を離さないで練習をすることで、落下する危険性が減る為怪我のリスクが下がります。
②手汗をこまめに拭く
また、手汗をかいてしまうと滑って落下してしまう可能性もあるため、こまめに手汗も拭いてください。
③ シャツをズボンに入れる
シャツをズボンの中に入れておくことで、服が鉄棒に絡みつきにくくなります。
④ サイズの緩いズボンを履いて技をしない
出来るだけサイズが自分にあったズボンを着用しておくと、ズボンが鉄棒に絡みつきにくくなります。
また、ユルっとしたデザインのズボンも極力控えた方が良いです。
怪我を回避する方法を知っている事で「継続して練習ができる」ので、必ず確認して下さい。
ただ、回避方法を知っていたとしても必ず怪我を回避出来るわけではありません。
常に怪我には気をつけて練習して下さい。
6.まとめ
空中前回りを行うためには以下のポイントを意識してください。
①背筋を伸ばして前回りをする
②鉄棒の真下で、上半身を前に振る
③鉄棒の真下で膝を曲げ、身体を小さくする
④鉄棒を押して脇を閉める
こちらを意識する事により、技を習得しやすくなります。
私自身も空中前回りを実施する際に意識をしています。
また、空中前回りを練習するにあたって、以下の怪我に気をつけて下さい。
① 体を伸ばした前回りが原因
② 早く回ろうとし過ぎていることが原因
③ 服やズボンが緩い事が原因
いきなり、完成系を求めてしまうと怪我の可能性が高くなります。
練習を継続して、徐々に完成系へと近づけて行って下さい。
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