【技解説】逆上がりのコツを解説

逆上がり3 体操の解説

こんにちは!体操の先生をしてます「いっくん」です!

逆上がりが出来るようになりたいけど、やり方やコツが分からない」等と悩んでいる方はいませんか?

実は「ポイント」「練習方法」を抑えておくと、逆上がりを習得しやすくなります。

なぜなら、多数の方は「ポイント」や「練習方法」を抑えず、何となくで練習している方が多いからです。

私は、6年間の指導歴の中で「何となく練習をする方法」を教えるのではなく、「どこをどのように意識をするのか」を教えてきました。
その結果、多数のお子様が技が出来るようになり、自信がついたり楽しいと言ってくれるようになりました。

この記事を読むと以下の事が分かるようになります。

◉逆上がりの練習方法が分かる
◉逆上がりのポイントが分かる
◉逆上がりの危険箇所が分かる

合わせて、技解説ブログでは以下の事をコンセプトに解説記事を投稿しております。

◉体操の技を覚えられる
◉出来る事が増やせる
◉出来ることが増える事により、自信がつく
◉身体が上手に動かせる事の楽しさを学べる
◉練習をする事で諦めない気持ちを育む

結論として、「ポイント」を抑えて練習する事で、大きな回り道をせず、技を習得する事ができるようになります。

目次

1.技のポイント

逆上がりを練習する際に必要なポイントを5つ、下記にまとめました。

① 肘を強く曲げる

キックとジャンプを強く行う

身体を後ろに倒す

お腹を鉄棒につける

ツバメ姿勢を作る

以上のポイントを意識して逆上がりを練習をしていきましょう!

2.各ポイントを意識する理由

各ポイントを意識する理由を解説します。

肘を強く曲げる

肘を曲げることにより、キックとジャンプをした際にお腹を鉄棒につけやすくなります。

反対に肘を伸ばすことでお腹と鉄棒との距離が遠くなり、鉄棒の上に乗りにくくなります。

② キックとジャンプを強く行う

キックとジャンプを強くする事で、腰が持ち上がり鉄棒の上にお腹を乗せやすくなります。

③ 身体を後ろに倒す

身体を後ろに倒すことでキックとジャンプの力が増し、後ろに回転する力を作ることが出来ます。

④ お腹を鉄棒につける

お腹を鉄棒にのせることで、鉄棒の上に乗ることが出来ます。

⑤ ツバメ姿勢を作る

鉄棒の上に乗れたらツバメの姿勢を作ります。

逆上がりの回転を利用してツバメの姿勢を作ることが理想です。

以上が、逆上がりを実施する為のポイントの解説になります。

3.怪我について

逆上がりを実施する際に起こる可能性がある怪我についてまとめます。

※まとめに記載されていない怪我が起こる可能性もあります。

① 手の皮がむけてしまう

② 手が滑り後頭部や背中から落ちてしまう

③ すねや膝を鉄棒にぶつけてしまう

④ 起き上がれずに鉄棒から落ちてしまう

⑤ 顎をぶつけてしまう

以上が、起こる可能性のある怪我です。

4.怪我の原因

各怪我がどのようにして起こるかをまとめます。

① 手の皮がむけてしまう原因

練習のやり過ぎが原因で手の皮がむけてしまう事が考えられます。

ただ、いつどこで手の皮がむけてしまうかがわからないため、割と防ぎようがない怪我になります。

② 手が滑り後頭部や背中から落ちてしまう原因

手汗が原因で手が滑り、後頭部や背中から落ちてしまう事が考えられます。

いっぱい汗をかいている時や日中の暑い中で鉄棒をしている時に要注意です。

③ すねや膝を鉄棒にぶつけてしまう原因

肘が伸びた状態でキックとジャンプを強く行う事が原因で、鉄棒にすねや膝をぶつけてしまう事が考えられます。

とても痛い怪我となりますので、こちらも要注意となります。

特にすねに関しては、骨にひびが入る可能性もありますので気を付けてください。

④ 起き上がれずに鉄棒から落ちてしまう原因

ふとんからツバメへの移行の方法がわからない事が原因で、鉄棒から落ちてしまう事が考えられます。

⑤ 顎を鉄棒にぶつけて痛める原因

鉄棒から降りる際にツバメの姿勢を作らず慌てて降りてしまう事が原因で、顎をぶつけて痛めてしまう事が考えられます。

技の実施には常に怪我のリスクが潜んでいます。

どのような怪我をするのかを知っている事により、未然に防ぐ事ができる怪我があります。

事前にどのような怪我をする可能性があるのか、確認をして練習して下さい。

5.怪我の回避方法

最後に「怪我の回避方法」についてまとめます。

① 過度な練習をしない

過度な連絡を行うことで「手の皮が剥ける」「手の力が抜けて鉄棒から落ちる」等と怪我のリスクが上がります。

手の平に違和感を感じたり、力が抜けてきたなと思ったら中止をするか、休憩をこまめにとりながら行ってください。

② こまめに汗をふく

手汗は怪我の危険度を大幅に上げる要因になる為、手はもちろん鉄棒もこまめに拭いて下さい。

③鉄棒サポートパッドや補助ベルトをつけて回る

鉄棒サポートパッドや補助ベルトを使う事により、怪我のリスクが下がります。

慣れるまでの期間は道具を用いて、ぶつけたり落ちたりといった怪我のリスクを極力減らせるよう努めてください。

怪我を回避する方法を知っている事で「継続して練習ができる」ので、必ず確認して下さい。

ただ、回避方法を知っていたとしても必ず怪我を回避出来るわけではありません。

常に怪我には気をつけて練習して下さい。

6.まとめ

逆上がりを行うためには以下のポイントを意識してください。

① 肘を強く曲げる
② キックとジャンプを強く行う
③ 身体を後ろに倒す
④ お腹を鉄棒につける
⑤ ツバメ姿勢を作る

こちらを意識する事により、技を習得しやすくなります。
私自身も逆上がりを実施する際に意識をしています。

また、逆上がりを練習するにあたって、以下の怪我に気をつけて下さい。

① 手の皮が剥けてしまう
② 手が滑り、後頭部や背中から落ちてしまう
③ すねや膝を鉄棒にぶつけてしまう
④ 起き上がれずに鉄棒から落ちてしまう
⑤ 顎を鉄棒にぶつけてしまう

いきなり、完成系を求めてしまうと怪我の可能性が高くなります。
練習を継続して、徐々に完成系へと近づけて行って下さい。

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